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寄舟山 弘法寺 (きしゅうざん こうぼうじ)


▼お寺自慢▲当山は、毎年3月に、シロウオ漁でにぎわう阿武川の支流松本川を臨み、また遠くに田床山を望む、春秋に富んだ空間が広がる。
詳細データ
宗派         真言宗御室派
所在地    〒758-0025 萩市土原606
地図
電話         0838-22-2538
住職         小野晋英(第22世) 昭和27年8月29日生
本尊         弘法大師
伽藍         本堂(昭和4/1929年改築) / 書院 / 弁才天堂 / 大師堂 / 地蔵堂 / 不動堂 / 宝篋印塔
沿革
寺の縁起によれば、大同2年(807)弘法大師が唐から帰朝の際、松本川下流の中州(浮島)に船が漂着した。そこが現在の寺の境内地で、弁才天が老翁に姿を変えて大師を招き寄せたといわれ、その縁によって、大師が自分の像を彫刻して、衆生結縁の場としたことに始まるといわれる。山号寺号もその故事によっている。その後荒廃していたが、16世紀後半に隆澄が再興したので中興開山とする。ついで第4世覚尊の代に堂宇の整備を行い、第5世還我代、貞享4年(1687)に浮島までの橋が完成した。境内にはたくさんの堂や社があったが、天保13年(1842)の淫祀解除令により多くが廃され、現在は本堂(昭和4年建立)・弁才天堂・大師堂・地蔵堂がある。藩政時代には境内地に馬市が立ったり、馬場ができたりして大変にぎわっていたようである。

年中行事
節分会(2月) / 正御影供(4月21日) / 誕生会(6月15日) / 浮島弁財天祭(8月10日) / 施餓鬼会(8月21日) / 月並御影供(毎月21日) / 春秋彼岸会 / 盂蘭盆会

寺宝等      宝篋印塔(宝暦6/1756年第8世代建立) / キリシタン灯籠
歴代住職
中興開山隆澄(慶長2/1597年没) / 第2世空泉(寛永16/1639年没) / 第3世良光(万治年間/1658〜1661年没) / 第4世覚尊 / 第5世還我(享保18/1733年没) / 第6世宥恵(宝暦6/1756年没) / 第7世惟方 / 第8世宥淵(安永年間/1772〜1781年没) / 第9世本蓮(文化5/1808年没) / 第10世覚忍(文政年間/1818〜1830年没) / 第11世快楽(天保4/1833年没) / 第12世実如(文化4/1864年没) / 第13世瑞光(明治10/1877年没) / 第14世太山 / 第15世瑞龍(明治26/1893年没) / 第16世実厳 / 第17世諦円 / 第18世光道 / 第19世法光(重富、昭和24/1943年没) / 第20世光恵(小野、昭和41/1966年没) / 第21世光俊

有名人      前原一誠