白牛山 龍蔵寺 (はくぎゅうざん りゅうぞうじ)


宗派           臨済宗南禅寺派(禅宗)
所在地      〒758-0011 萩市椿東中津江
地図
電話          0838−22−2374
FAX          0838−22−2374
住職          杉村順二 第二八世 昭和三十八年十一月二十三日生
本尊        大日如来(本堂本尊) 聖観世音菩薩(観音堂本尊)
伽藍         本堂(文政十一年)/ 庫裏(安政年間)/ 位牌堂/ 書院(昭和二年増築)/ 観音堂(大同年間創立、寛文六年再建、市指定文化財)/ 山門/ 鐘楼/ 白牛舎/ 大師堂
沿革        当寺の縁起によれば、東大寺創達のとき用林運搬に功のあった白牛の埋葬地に、国守家が行基を開山として、天平年間(729〜748)に創建したという。聖武天皇から白牛山龍蔵寺の勅額が下賜され、大同年間(806〜809)に堂宇が整備され、塔頭として五院(多宝院・浄楽院・蔵音寺・浄地庵・光安寺)も建立されたといわれる。現に光安寺跡を中心に付近一帯から奈良時代の古瓦が出土しているので、当時かなりの規模の寺院があったと推定できる。鎌倉時代になって、東大寺が再建されるとき、大勧進俊乗坊重源がこの地域における用材調達の根拠地として、この寺が用いられたようである。その後荒廃していたところ、山口香積寺開山、石屏子介が応安年間(1368〜74)に再興し、建長寺末の臨済宗となったが、近世初頭、第九世大年代に天樹院末(南禅寺派)となった。
年中行事 善月祈祷会(一月十一日)/ 行基忌(二月二日)/ 石屏忌(二月二十四日)/ 春季法要(春彼岸中)/ 大戦争刑死殉難烈士追悼会(四月二十八日)/ 盂蘭盆施食会(八月二十日)/ 秋季法要(秋彼岸中)
寺宝等     雪峯東山空和尚外集(国指定重要文化財)/ 石屏子介禅師墨跡(県指定文化財)/ 龍蔵寺縁起并びに由来記(公慶上人及溪翁書)/ 白牛塚/ 製煉局(火薬製造所)
歴代住職 開山石屏(永徳元年没)/ 第二世明叟/ 第三世魯翁/ 第四世大光/ 第五世天心/ 第六世聖寂/ 第七世笑堂/ 第八世自徳/ 第九世大年/ 第一〇世立雪/ 第一一世溪翁/ 第一二世秀岩/ 第一三世雷蜂/ 第一四世越岩/ 第一五世長洲/ 第一六世大航/ 第一七世大典/ 第一八世一蜂/ 第一九世慈雲/ 第二〇世梅溪/ 第二一世仏心/ 第二二世真洲/ 第二三世高隠/ 第二四世静山/ 第二五世研山(三谷)/ 第二六世大耕(野中)/ 第二七世研山(再住)
有名人      中村正路