指月山 善福寺 (しげつざん ぜんぷくじ)


▼お寺自慢▲
●織部灯籠(マリア観音=キリシタン灯籠)
●平和の鐘(毎日、朝7時、夕方5時、各18声つく。この時間以外に、自由に一打できます。)
●除夜の鐘(12月31日、午後10時より、建長汁、般若蕩の接待あり)
●水子地蔵尊あり(水子供養可)
●藍場川に接し、歴史的景観保存地区に指定。
詳細データ
宗派          臨済宗南禅寺派(禅宗)
所在地     〒758-0031 萩市川島197
地図
電話         0838−22−3532
FAX         0838−22−3539
住職         難波徳行 第二二世 昭和三十二年八月二十二日生
本尊         釈迦牟尼仏
伽藍        本堂・山門(寛永六年再建、天保年間改修)/ 位牌堂/ 庫裏(大正八年)/ 地蔵堂(明治四十二年改築)/ 観音堂(明治三十八年改築)
沿革        永享年間(1429〜40)、翔天が島根の安国寺を隠居した後、指月山麓に当寺を開いた。その後荒廃していたところ、戦国時代に桂本が再興した。開山から桂本までは不明である。桂本は三角州内に土地一町を開発したので、大内義隆がそれを寺領として保障しており、その書状は萩の地名が出る最初の文書といわれている。第四世崗庵代、輝元の萩築城のため、川島の地へ移転した。第六世杲甫代まで三度も焼失しており、寛文七年(1667に再建され、第八世鉄舟代に山門・地蔵堂が建てられている。
        福聚院(後小畑5650)は当寺に所属する観音堂である。昔、唐船が後小畑に漂着したとき、その唐人が観音信者で、堂を建立し観音を安置するから帰帆できるようにとの誓願をし、それがかなえられたので、地元の人に堂の建立を依頼したという縁起がある。現在、堂主はないので地元の住民が管理している。
年中行事  月例祝聖(一日及び十五日)/ 臨済忌(一月十日)/ 涅槃会(二月十五日)/ 春秋彼岸会(三月二十一日、九月二十三日)/ 誕生会(四月八日)/ 盂蘭盆会(八月十三〜十五日)/ 施餓鬼会(八月二十四日)/ 達磨忌(十月五日)/ 開山忌(十月八日)/ 成道会(十二月八日)
寺宝等    大内義隆公念持仏(伝、行基作)/ 大内義隆公の判物(郷土博物館保管)/ キリシタン灯篭/ 涅槃図(承元年間、土佐宅磨證賀筆)
歴代住職  開山翔天(嘉吉元年没)/ 第二世桂本(天文二十二年没)/第三世剛門(永禄元年没)/ 第四世崗庵(寛永元年没)/第五世乾叟(寛永二十年没)/ 第六世杲甫(延宝八年没)/ 第七世道蕚(宝永元年没)/ 第八世鉄舟(享保十七年没)/第九世天外(延享元年没)/ 第一〇世梁嶽(宝暦五年没)/ 第一一世一溪(安永九年没)/ 第一二世嶺雲(安永五年没)/ 第一三世大津(寛政元年没)/ 第一四世大玄(文政七年没)/ 第一五世豊洲(文政三年没)/ 第一六世幹洲(嘉永二年没)/ 第一七世亀毛(嘉永六年没)/第一八世実巌(明治三十七年没)/ 第一九世雲涯(大正十三年没)/ 第二〇世黙堂(難波、昭和二十九年没)/ 第二一世信義(難波、平成八年没)  
有名人       坂高麗左衛門/ 長井四郎/ 楢崎弥八郎/ 横山俊彦/ 吉見広長