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仏教を学ぶとは
(浄土真宗・明光寺・榮 光)
仏教を学ぶとは、どういうことかと申しますと、仏法を身につけるということです。
仏法を身につけると、どうなるかといいますと、かたよりのない心やとらわれのない心を身につけるということです。
仏教にはいろいろな宗派がございますが、浄土真宗が最も簡単に仏法を身につけることができます。
それでは、具体的にどうすればよいかと申しますと、ナンマンダブツの念仏を唱えるだけでよいのです。
なぜ念仏ひとつで仏法が身につくかと申しますと、心の中に絶対的なものがあると、すべてのものの事が相対的に見えてくるのです。
つまり念仏を信じる心、信心一つで仏法が身についてくるのです。
その信心とは、仏さまからの本願力、つまり他力によって仏法が身についてくるのです。
それはなぜかと申しますと、不可思議、つまり人間の考えでは到底考えつかない力がはたらくのです。
これを仏力とも申します。
ただ私たち煩悩具足の凡夫には、この仏力をもって救われてゆくのです。
私たちの宗祖親鸞聖人も、自力の道を歩まれていましたが、それでは救われないという事を悟られました。
念仏は、何回唱えなければいけないという事はありません。
本当に心からナンマンダブツと唱えれば、一回でもよいのです。
私は、この仕上がった念仏を唱えつつ、強く明るく日暮らしをしてゆくのが、真の念仏者ではなかろうかと思います。
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