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          お念仏の教えの最終目標

(浄土真宗・明光寺・栄 嶺司


 浄土真宗で大切なことは、往生浄土、つまり極楽浄土に往生することが大切です。

 それでは、どうすれば往生することができるかと申しますと、簡単なのですね。

 ナンマンダブツ、ナンマンダブツと唱えるだけでいいのです。

 それでは、ナンマンダブツのお念仏をいつ唱えればよいかと申しますと、つらい時、かなしい時、寂しい時、ナンマンダブツのお念仏を唱えればいいのです。

 そこには、必ず仏様の救いがあるのです。

 そして本当に救われた人は、ありがとうございますのお念仏になるのです。

 それでは、なぜ救われるかは、不可思議と言って考えてもわからないのです。

 しかし、仏様のつくられた極楽浄土は、すでに大昔に仕上がっているのです。

 あとは、全てを仏様におまかせしてナンマンダブツ、ナンマンダブツとお念仏を唱えながら、日々感謝の生活を送ることが大切です。

 浅井千妙という偉いお坊さんが、お念仏のことを「たべて、からいというか唐辛子」と言われています。

 これはどういう意味かと申しますと、お念仏を本当にいただいていないと、からい、つまり味はわからないと言うことです。

 本当にありがたいと思えるようになるまでいただくのは、一見簡単そうに見えますが、とても難しいのです。

 そんなに難しいのかと思われがちですが、全てをまかせる心があれば、それだけでいいのです。

 それでも、納得がいかない人は、よく聴聞、つまりお説教をよくきくことです。

 そして最後には、わからないことがわかったということが、お念仏の教えの最終目標です。

 みなさんも、本当にありがたいと思われるまで、お念仏の教えを聞いていただきたいと思います。

 最後になりましたが、インターネットをされる方はわかると思いますが、ナンマンダブツというのは、アドレスなのです。

 ここにアクセスすると、仏教2500年の歴史をひもとくことになるのです。




音声読み上げ機能については、日本アイ・ビー・エムの「ボイスらんど」のページ(http://www.ibm.com/jp/voiceland/)をご覧ください。