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じ ょ う ど う え
成 道 会

 本年は真言宗弘法寺を会場とし、成道会法要を執り行いました。(平成24年12月8日)

 

昭和4(1929)年建立の本堂は本尊を弘法大師とします



 

成道会法要風景



 

境内東側には八十八カ所巡礼の石仏群や、弁財天堂が見られます



 

境内西側には幕末の藩士前原一誠の墓地を有し、ひときわ巨大な宝筐印塔(宝暦6/1756年建立)もそびえています



 

境内南側に位置する比翼塚には次のような伝承が知られています

 元禄年間(1688-1704)、ある御一門の愛妾菊代が、美男の小姓房之允と許されぬ恋に落ちた。これを知った主人は怒り小姓を沖の小島に渡した。別れ際「毎夕、火を焚くので、煙を見たら私と思え、煙がたたなくなったら私が死んだとあきらめよ」と菊代に伝えた。毎夕、立ち上がる煙を見て恋情を慰めていたが、二ヶ月余りののち、煙が上がらなくなってしまった。悲しみのあまり菊代は菊ヶ浜に身を投じた。数日して抱き合った男女の遺体が浜に打ち上がった。それを見た主人は大いに哀れみ夫婦として埋葬し塚をたてた。人々はこれを「比翼塚」と呼んだ。塚のそばに建つ一対の地蔵は、房之允と菊代の身代わりだろうか、夫婦地蔵尊として大切にされている。